1996年11月から市内を巡回していた移動図書館車の老朽化に伴い、別府市は新しい移動図書館車を製作しました。2017年3月27日(月)に別府市役所にて、新しい移動図書館車のお披露目式典が行われました。
アカデミック・リソース・ガイド株式会社(ARG、以下弊社)は、新しい移動図書館車のデザインのディレクションを担当し、デザイナーの大岡寛典事務所(http://oooka.jp/)の大岡寛典さん、フリーのデザイナーの宇田川一美さん(http://www.udagawa-file.com/)とともに、別府市にあったコンセプトを考え、別府市のデザインをしました。
別府市民があらためて地元の魅力を再発見する機会となるだけではなく、国内外から別府を訪れている観光客に対しても別府市の観光インフォメーションとしての役割となることを意識しました。
そのため車体には、明礬温泉の湯の花小屋、鶴見岳、竹瓦温泉、別府タワー、油屋熊八等、別府市を象徴となる名所、名物、建物等のアイコンをレイアウトしました。
長野恭紘別府市長は、式典の中で「みなさんの夢を乗せた移動図書館車ができました。子どもや高齢者、そして図書館に行けない方にこの移動図書館を使っていただくことで、さまざまな物語・ストーリーが展開されるのではないかと思います」と述べられていました。
市民のみなさんが移動図書館の場で本と出会い、人と出会うことで紡がれていく物語をつくるお手伝いができたことを嬉しく思います。
<関連サイト>
▽「新移動図書館車:3500冊搭載」(毎日新聞)2017年3月28日
http://mainichi.jp/articles/20170328/ddl/k44/040/340000c