アカデミック・リソース・ガイド株式会社(ARG、以下弊社)は、鳥取県智頭町の新図書館づくりのためのワークショップの開催を支援しています。2017年12月3日(日)、「みんなで考える<私たちの新しい図書館>」第2回住民ワークショップが智頭町総合センター大集会室で開催されました。
最終回となる第2回には、中高生を中心に最年少の小学生から最高齢の90代の方まで、60名(傍聴者8名を含む)の町民が集まり、3チームに分かれて「まちから考える<智頭図書館のありたい姿>のストーリー」づくりに取り組みました。
新しい図書館でどんな体験が生まれるのか、または新しい図書館ができると町民の日常がどのように変わるのか、参加者一人ひとりがさまざまなストーリーを想像してまとめていきました。中学生が70代以上の高齢者の暮らしを想像したり、大人が子どもの未来を描いたり、「私ごと」ではなく「私たちごと」として図書館を考えるということを、智頭町のみなさんが当たり前にやられているのを見て感心してしまいました。
ここで創作されたストーリーは今後何らかの形で公開される予定ですが、ふれる機会ができることで新図書館づくりにより多くの町民が参加するきっかけにつながることを期待しています。
弊社の図書館づくりはハコやカタチから考えるのではなく、こうした利用者のストーリー(物語)から場を考えていくことを大事にしています。今回の住民ワークショップを通じて紡ぎ出された物語は、これから最終版をまとめていく基本計画にもしっかりと反映し、次のプロセスにもつなげていきたいと思います。
<関連サイト>
智頭町立智頭図書館
http://www.town.chizu.tottori.jp/library/