2020年の年の瀬に-回顧と御礼

世界が大きな不安に包まれた2020年が終わります。

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例年通り、アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg、以下弊社)のこの1年を振り返りながら、お世話になっているみなさまへ御礼を申し上げたいと思います。

ちなみにこの2020年は、

・2020年の年頭にあたっての挨拶
https://arg-corp.jp/2020/01/06/arg-69/

で述べた「仕事の量を絞ってでも、一つひとつの仕事において細部に至るまで徹底して質を追い求めていきます。(中略)あらたな挑戦をいくつか予定しています。これらの新たな取り組みにおいても細部とプロセスを大事にして、精一杯励んでまいります」という言葉でスタートしました。

この後、そう時間が経たないうちにコロナ禍に直面し、現在に至ります。在宅勤務やテレワークが大いに話題になりました。ただ、弊社は元々出勤を義務とせず、どこでどのように働くのも自由としていたので、そこまで大きな混乱はなかったように感じています。とはいえ、物理的なもののやりとりをどうするか等、対応に苦慮することも少なくなかったのも事実です。情報空間と実空間の融合を重視している弊社ですが、今回の一連の事態はその重要さと難しさをあらためて感じさせるものでした。

また、弊社の営業面においてもコロナの影響は決して小さいものではなく、本年8月末の第11期決算は創業以来もっとも厳しいものとなりました。いま振り返ってみると、よくもちこたえ、建て直したものだと思います。これも弊社に機会を与えてくださる方々のお力の賜物であり、感謝の一念あるのみです。

このような苦境ではありつつも、「新たな取り組み」の1つとして、

・都市経営プロフェッショナルスクール – 次世代図書館専門課程
https://www.ppp-ps.net/program#course-library

を開講できたことは大きな喜びでした。本課程はまだ継続中ですが、次世代と掲げただけの成果につなげていきます。

そして、11月末に鳥取県智頭町で「ちえの森ちづ図書館」が開館したことも大きな喜びでした。

・ちえの森ちづ図書館
http://www1.town.chizu.tottori.jp/library/

智頭町での弊社の役割は4ヶ年に及び、ここに至るまでのプロセスは上記サイトに記録が残されています。冒頭で引いた「細部に至るまで徹底して質を追い求めて」いくことや、「細部とプロセスを大事にして」いくことの一端がうかがえるのではないかと思います。

しかし、これらの目標は依然として途上の課題であると認識しています。現状に充足せず、来る1年でも常に心しながら歩んでいきたいと思います。

そして、末筆で恐縮ですが、この1年のみなさまのご厚情に心からの御礼を申し上げるとともに、来る1年がみなさまにとってより素晴らしい年となるよう祈念します。どうぞ、よいお年をお迎えください。

アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)
代表取締役/プロデューサー 岡本真