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データ公開の取り組みから10年 「IDRユーザフォーラム2016」の開催に協力しました

2016年11月30日(水)に開催された“IDRユーザフォーラム2016”には100名を超えるみなさまにご来場いただきました。アカデミック・リソース・ガイド株式会社(ARG、以下弊社)は本企画の実現に協力しました。多数のご来場、誠にありがとうございます。

IDRとはInformatics Research Data Repository(情報学研究データリポジトリ)の略称です。国立情報学研究所(NII)では、情報学分野の研究者コミュニティに対する研究基盤の整備・提供の一環として、企業が提供した各種のデータセットを研究者に提供しています。

今回のIDRユーザフォーラムはデータ公開の取り組みから10年の節目ということもあり、初めて開催されました。Web上にあるテキストなど大量のデータを保有している産業界と、それらのデータを使いたい大学等の研究者が直接意見交換できる場になりました。

弊社代表の岡本真はヤフー株式会社に在職中の2007年、プロジェクトリーダーを務めていた「Yahoo!知恵袋」のデータをNIIに提供し、日本におけるデータ公開の走りとなりました。データを提供することで研究が深化し、日本のWeb環境が発展、底上げされることが可能となる、「企業ができる社会貢献」であると考えます。コーポレートビジョンである「学問を生かす社会」の実現のために、弊社はデータセット公開支援やハッカソン開催支援など産官学連携コンサルティングを行っています。

「Yahoo!知恵袋」のデータを学術コミュニティに無償提供
http://www.nii.ac.jp/userimg/press_20090603-1.pdf

当日は、利用者の研究事例発表として、東京大学の山崎俊彦准教授から「不動産テック~ICTを利用した不動産革命とNII-IDRデータセットへの期待~」、関西学院大学の角谷和俊教授から「オンライン情報サービスのデータ特性を用いた情報分析・推薦システム」と題して講演をいただきました。

また、データ提供をした楽天株式会社、株式会社ドワンゴ、株式会社リクルートテクノロジーズ、クックパッド株式会社、株式会社ネクスト、株式会社不満買取センターのみなさまによるパネルセッションが行われ、提供するに至った経緯やアカデミアへの期待についてお話しいただきました。

データ公開の企業側の苦労話からそのデータを利用した研究発表、さらには研究への活かし方について、さまざまな立場から忌憚のない意見交換が交わされました。ぜひ、研究者のみなさまには公開データセットを利用した新しい研究を進めていただきたく思います。

そしてこれからも弊社は一貫して産学界とアカデミアをつなぎ、日本の産業界の発展のお手伝いをしていきます。
▽IDRユーザフォーラム2016
http://www.nii.ac.jp/dsc/idr/userforum/

▽公開データなどは公式サイトをご覧ください。
http://www.nii.ac.jp/dsc/idr/datalist.html

▽国立情報学研究所(NII)への不動産検索のHome’sによるデータ提供に協力
https://www.facebook.com/ARGjp/posts/976821575696798